助手の活動|小野田藍助手(/m)が「好光義也:第2回カヴァフィスの詩を読む会」を主催

この度、小野田藍助手の参加するキュレーションプロジェクト「/m」が、「好光義也:第2回カヴァフィスの詩を読む会」を主催します。2回目となる今回は、ゲストにギリシャ人作曲家でありアーティストのイオアニス・ザノス(Iannis Zannos)氏をお迎えします。「読む」ことを契機に、詩と音楽とパフォーマンス、そしてアートが不意に交差することとなりそうです。この機会をぜひお楽しみください。また、同会場では/mゆかりのアーティストたちの展覧会も開催していますので併せてご高覧ください。

イベント概要
「好光義也:第2回カヴァフィスの詩を読む会」

・モデレーター:好光義也
・ゲスト:イオアニス・ザノス(Iannis Zannos)
・日時:2025年9月7日(日)15:00〜17:00ごろ(途中入退場可、会場は13:00〜18:00オープン)
・入場無料・予約不要
・場所:広瀬川コート(〒371-0021 群馬県前橋市住吉町2-2-16)
・企画:好光義也
・主催:/m
・協力:前橋工科大学石黒研究室
・詳しくはこちら:https://fb.me/e/5h7c8uDE1

企画者ステイトメント

20世紀初頭、英国占領下エジプトのアレクサンドリア。灌漑局に勤めていたカヴァフィスは、詩を書き、ごく限られたギリシャ人コミュニティの中でそれらを発表していた。
ギリシャに溶け込めず、失意のイギリス生活、たどり着いたアレクサンドリアでも自らのコミュニティと共通言語を求め詩の表現を続けたカヴァフィス。
美と官能への勇気、歴史の皮肉、歴史との接続。
カヴァフィスの世界を、ギリシャの音楽家イオアニス・ザノスが紐解いてゆきます。
ご参加の皆様との間に立ち、ザノス氏のレッスンを受けるのは、アーティストの好光義也。
好光はモデレーターとしてギリシャ語の詩を音韻的に、語学的に学び、皆様と共有していきます。
現代ギリシャ語の知識がなくても楽しめる内容になっています。(好光義也)

企画者・モデレーター:
好光 義也(Yoshiya Yoshimitsu)

パフォーマンスアーティスト。1994年滋賀県生まれ。2019年同志社大学文学部美学芸術学科卒業。2022年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。主な展覧会に「体から浮かび上がる不確かな何か」(Mikke Gallery、東京、2025年、童文敏との二人展)「オブジェクト・シアター|好光義也」(The 5th Floor、東京、2023年)。主な作品上演に「千代に、八千代さんに」(アイムヒアプロジェクト、YPAM2022フリンジ、横浜、2022年)、「#伴走」(高地トレーニングスタジオSORELA、Art Rizhome Kyoto2023、京都、2023年)。自作以外にも福井裕孝(京都)、Dick El Demasiado(オランダ)、Iannis Zannos(ギリシャ)など、国内外の他のアーティストとのコラボレーション、出演、アシスタントなどを行う。

ゲスト:
イオアニス・ザノス(Iannis Zannos)

アーティスト、作曲家、音楽音響技術者。作曲、民族音楽学、インタラクティブ・パフォーマンスを背景に持ち、ベルリン国立音楽研究所(SIM)やカリフォルニア大学サンタバーバラ校で研究ディレクターを務めた。数多くの国際的なメディアアートプロジェクトに参加し、単独・共同でのマルチメディア公演を行っている。現在はイオニア大学で教鞭をとりつつ、作曲・音響合成用プログラミング言語「SuperCollider」によるライブコーディングやメディアアートでの協働を行う。近年は環境問題や多文化性をテーマに、モーションキャプチャと音響合成を結びつけた遠隔ダンスに注力している。

同日開催展覧会

参加作家:池田萌々恵(本学芸術文化学科助手)、伊藤乃愛、髙橋由佳、YU SORA、好光義也
時間:13:00〜18:00
企画:/m

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