私たちは、風景をただ「見る」のではなく、その向こうにある時間や記憶にそっと触れる体験を届けたいと思いました。ここでいう「景色」とは、ただの自然の眺めではありません。自らの感性を通して色づいた、心の中の風景です。
私たちは、風景をただ「見る」のではなく、その向こうにある時間や記憶にそっと触れる体験を届けたいと思いました。ここでいう「景色」とは、ただの自然の眺めではありません。自らの感性を通して色づいた、心の中の風景です。
石ころのような装置をのぞくと、風景が内側の和紙に像となって浮かびます。その輪郭をなぞって、自分だけの「景色」を刻んでみましょう。描いた絵を多面体の小さなかけらの上に置き、光に当てると、絵がゆっくりと現れます。熊川宿の風景が、あなたの手の中で小さなかたちとして生まれ変わる体験です。ぎゅっと縮めた数百年のかけらを、あなたの家に持ち帰ってください。
夏にはじまったアートキャンプから、秋の深まりとともに迎えたアートプロジェクトまで。
その歩みの軌跡を、児童館前のパネルに並べました。若狭高校の高校生や仁愛女子短期大学の学生たちと協力しながら、地域の方々とともに取り組んできたプロジェクトです。
熊川宿を中心に若狭地域で多くのことを学び、人との出会いや経験を通して育まれた思いを、かたちにしました。この場所で得た学びと感謝の気持ちを込めて、その軌跡をお届けします。