2025 8.10 - 8.12
私たちは3日間の研修を通して、若狭・熊川宿で
「観る」「触れる」「記録する」体験を重ねました。



1日目は、小浜市小浜西組重要伝統的建造物群保存地区を訪れました。語り部さんの案内のもと、歴史ある街並みを歩きました。
途中、語り部さんの粋な計らいで、一軒を貸切っていただき、伝統ある建築物をゆっくりと見学することができました。特に印象的だったのは、障子の仕掛け格子でした。職人の手で精巧に作られているため、障子の開け方によってさまざまな模様が浮かび上がり、思わず「おぉ…」と感嘆の声が漏れるほどきれいな仕掛けでした。
若狭和紙の家も訪れ、唯一若狭和紙の後継者である芝さんのお話を聞きました。若狭和紙の歴史や自分がどのようにして若狭和紙を漉いて研究を重ねてきたのかを詳しくお話いただき、その後は私たち学生に手漉き体験をさせていただきました。思ったより繊細な作業が求められ、手漉きに苦戦しつつ、貴重な体験をさせていただきました。最後に、記念にと和紙の原材料である楮を持ち帰らせていただいたことも良い思い出でした。






2日目は、熊川宿を訪れました。1日目とは別の語り部さんの案内のもと、街並みを散策しました。道中では、ガッタリや前川、かわと、芋ぐるまなど、地域特有の仕組みや設備を実際に見ることができました。前川の水がとても綺麗だったことが印象に残っています。
その後は、秋に行われるイベントに向けた企画立案のため、グループワークを行いました。グループごとに熊川宿を改めて見て回りながら、どのような企画ができるか話し合いました。
話し合いの中では、「熊川宿」を舞台とすることや「若狭和紙」を使うことをより明確にするために、まず「若狭和紙とは何か」という定義について考えました。この議論は旅館に戻ってからの夕食の時間にも続き、自然と会話が広がっていきました。
3日目のプレゼンテーションに向けた話し合いや試作は、日付が変わる深夜まで続き、充実した時間となりました。






3日目は、前日の話し合いや試作をもとに、プレゼンテーションの最終準備を行いました。準備を進める中で外に出た際、文化遺産に登録されている家屋を急遽見学できることになり、普段は公開されていない内部まで見学することができました。また、会長さんのご厚意で前川に芋ぐるまをかけていただき、実際に動く様子も見ることができました。
午後からのプレゼンテーションでは、熊川宿まちづくり委員会会長や先生方の前で、グループごとに企画内容を発表しました。和紙を使ったワークショップや熊川宿全体を活用したインスタレーションなど、さまざまな企画案が出されました。緊張もありましたが、地域の方々に直接伝え、講評をいただけたことは貴重な経験になりました。
その後、2日間お世話になった熊川児童館の前で集合写真を撮り、熊川宿を離れました。最後に年縞博物館や若狭三方縄文博物館を見学したのち、解散しました。





