佐々木一晋
任期付准教授 | SASAKI Isshin
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専門分野
環境設計、空間芸術、デザイン方法論、地域文化研究

略歴
1977年生まれ
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 修士課程修了、同大学院工学系研究科建築学専攻 博士後期課程単位取得満期退学、同大学院情報学環学際情報学府 コンテンツ創造科学産学連携教育プログラム、ヘルシンキ工科大学(現・アールト大学)建築学部ウッドプログラム修了
2006-2015年慶應義塾大学環境情報学部 非常勤講師、神奈川大学工学部建築学科特別助手、公立大学法人首都大学東京産業技術大学院大学創造技術専攻 助教を経て、2021年武蔵野美術大学芸術文化学科 准教授着任。
主な著作に、共著『空間デザイン事典』(井上書院、2006年)、共著『10+1 TenPlusOne No.42/グラウンディング 地図を描く身体』(INAX出版、2006年)ほか。
空間から問い直す、芸術文化と社会のこれから
「空間」と「アート/デザイン」が交わる領域を中心に、理論と実践を往還しながら、芸術文化と社会を結びつける新たな方法を探究しています。暮らしを取り巻く多様な文化活動に着目し、それらを支えるモノ・人・場の関係性を読み解きつつ、日常に潜む小さな自然現象から、地域に根ざした課題や文化的価値までを対象に、サイトスペシフィックな視点に基づく空間のデザインとアートの可能性を研究しています。
空間は、単なる物理的な器ではありません。そこには歴史や物語、季節や生活の営みが折り重なり、人々の行為と関わりの中で形づくられるものです。ときに世代を超えたコミュニケーションを媒介する場ともなり、地域社会の文化的基盤として機能します。芸術文化学科では、学内での学びにとどまらず、地域の「場」に直接赴き、その土地固有の環境や文化のあり方を観察し、多角的に捉える姿勢を重視しています。
フィールドワーク、ワークショップ、哲学的対話、ディスカッションなどを通じて、学生は自らの視点や価値観を問い直しながら、創造的な思考力と表現力を培います。自分の「つくる行為」を客観視し、社会や文化とのつながりの中で再定義する経験が、これからの実践に確かな基盤を与えます。
科学技術が急速に発展し、社会がめまぐるしく変化する現代においてこそ、私たちは空間や場の役割を改めて考え直す必要があります。多様な文化や暮らしをグローバルな視点から学び直し、身の回りの環境を新たなまなざしで捉え直すこと——それらが、これからの社会で求められる知識、創造性、そして実践力へとつながっていきます。
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学びの場のデザイン:野外特別講義+公開講評会(特別講師:田中元子+大西正紀/株式会社グランドレベル
担当授業
- 芸術文化学入門
- デザイン基礎
- 展示基礎(博物館展示論)
- ヴィジュアルコミュニケーションデザインC(空間デザイン)
- 芸術文化研究(空間とメディア)
- 芸術文化演習I(ゼミ)
- 芸術文化演習II(ゼミ)
- アーツプロジェクト
- ミュゼオロジー実習
- 造形総合I類・展示表現
- 芸術文化学演習I(大学院)


